セクシュアリティはグラデーションになっている。 | 株式会社Almost Japanese(オールモストジャパニーズ)
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セクシュアリティはグラデーションになっている。

若林佑真 LGBTQ with

若林 佑真 / Yuma Wakabayashi

僕は、女性として生まれ、現在は男性として生活しているトランスジェンダー男性(以下:トランス男性)です。昨今、「LGBTQ+」という言葉を耳にする機会が、圧倒的に増えたように思います。ですが、まだまだ認知されていないと感じるのが「セクシュアリティはグラデーションになっている」ということです。

例えば、僕はトランス男性ですが、同じトランス男性でも、

「ホルモン注射や身体的な手術を望む人・望まない人」「戸籍上の性別変更をしている人・していない人」「恋愛対象が、男性の人・女性の人・男女両方の人、性別問わず恋愛対象に入る人、恋愛対象はない人」など、上げ出したらキリがないくらい、様々な人がいます。

それは、どのセクシュアリティにも言えることで、「LGBTQ+」に”分けられる”のではなく、その中でも“グラデーション”になっているのです。だからこそ、様々な形を通して「人の数だけセクシュアリティはある」と知ってもらうことで、性の在り方に悩む方にも、そうでない方にも、「自分の生き方って、“アリ”かも」と、少しでも自分自身を認めるきっかけになってもらえればいいなと思っています。という思いが半分と…。残り半分は、もっと自分本位です。

僕は今、トランスジェンダーとして生きていて、とっても幸せなのですが、正直ここまでくるのに大変なことも沢山ありました。

「なんで自分がこんな思いをしなきゃいけないんだ」と思うたび、「こんな悔しい思いのまま死ねない。どうせ生まれてきたからには、この体で生まれてきてよかったという人生に自分でしよう」と思い、僕は「人生の元を取る」と心に決めました。

僕にとっては「自分の経験が、誰かのチカラになること」が、「人生の元を取る」ということなのだと思っています。烏滸がまし過ぎる夢ではありますが、そんな思いを胸に、様々な形で「LGBTQ+」という一つの生き方について、発信していければと思っています。

過去の取材記事

OUT IN JAPAN PROJECT #004

・LGBTインタビューメディアサイト「LGBTER」

・ライフスタイルマガジン「new TOKYO」

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